インプラント治療を検討されている患者さんにお渡しするための、
説明用の配布物を作りました。
完成したのはA4・2枚の資料です。
1枚目は「治療前に必ず確認していただきたいこと」、
2枚目は「他の治療法との違い」と「インプラントを長く使っていただくためのポイント」。
こうして書くとすんなり完成したように見えますが、
実際はかなり悩みました。
表にすれば分かりやすいです、はずだった
最初は、
インプラント・ブリッジ・義歯を「表」で比較しようと考えていました。
一見わかりやすそうだし、
説明する側としても整理しやすい。
でも実際に作ってみると、
・表が大きくなりすぎてA4に収まらない
・情報は入っているのに、目が滑る
・「理解したつもり」になってしまいそう
そんな違和感が残りました。
表に入れること自体が目的になってしまって、
本当に伝えたいことが埋もれてしまう気がしたのです。
途中経過の写真が残っていない理由
今回、実は制作途中のスクリーンショットは残していません。
作りながら何度も配置を動かし、
消して、戻して、また並べ替えて…
を繰り返していて、
正直「記録する余裕がないくらい」悩んでいました。
振り返ってみると、
それだけ配置に時間を使っていたのだと思います。
言葉に引っかかったところ
内容以上に立ち止まったのが、言葉の選び方でした。
例えばブリッジの説明で出てきた
「比較的自然」という表現。
金属を使うことが多い治療なのに、
「自然」と書いてしまっていいのか。
あとから「思っていたのと違う」と感じさせないか。
最終的に選んだのは、
「金属が見える場合がある」という表現でした。
派手さはありませんが、
誤解を生まないことを優先しました。
表をやめて、カード型にした理由
悩んだ末に、比較は表ではなくカード型にしました。
・一つずつ目で追える
・説明しながら指で示しやすい
・情報の重さに差をつけられる
「全部を同じ大きさで並べない」ことで、
かえって伝わりやすくなった気がします。
作ってみて思ったこと
今回の資料作りで感じたのは、
患者さん向けの資料は
デザインよりも、
言葉と配置に考え方が出る
ということでした。
何を書くかより、
何を上に置くか、何を後ろに回すか。
その順番を考える時間が、一番長かったかもしれません。
最後に
完成した資料は、
「正解」ではなく、今の自分のが納得できた形です。
でも、この試行錯誤の時間そのものが、
これから患者さんに説明するときの
自分の支えになってくれる気がしています。
また迷うことがあったら、
その過程も含めて、記録として残していきたいです。


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