前回は、タイトルを日本語に変えたときの印象の違いを確認しました。
今日はその続きとして、サブテキストの焦点を当てた練習をしました。
同じ配置、同じ世界観のまま、
・透明度を変えたとき
・言葉を少し変えたとき
「配置や色を大きく変えないこと」を前提に、
文字そのものの影響だけを見ることにしました。
その違いが、デザイン全体の空気にどう影響するのかを、
じっくり確かめています。
今日やったこと

今日取り組んだのは、次の検証です。
・サブテキストの透明度を複数パターン試す
・同じ位置のまま、言葉だけを変更する
・視線の流れと「風が止まる/流れる感覚」を比較する
・しばらく眺めて、感覚の違いを言語化する
大きく動かすのではなく、
「ほんの少し」の違いを見続ける練習でした。
サブテキストの透明度を変えて感じたこと

透明度を上げたサブテキストは、背景の影と溶け合い、
文字というより「空気の一部」のように感じられました。
コントラストが強すぎず、弱すぎないことで、
本当に風に吹かれて影が揺れているような印象があります。
静止画であるはずなのに、
どこか動きを感じる。
木漏れ日のような、柔らかな揺らぎを連想しました。
言葉を変えたときに起きた違和感

次に、サブテキストの言葉を変えてみました。
文字数は、たった数文字増えただけです。
でも、しばらく眺めていると、
その場所で風が止まるように感じました。
・文字の存在感が強くなる
・視線がそこで留まる
・流れよりも「読む」に切り替わる
目をひくデザインとしては正しいかもしれません。
けれど、このデザインに求めている感覚とは違いました。
今回のデザインで大切にしたかったこと
今回のデザインで大切にしたかったのは、
・目を止めさせることではなく
・穏やかに流れる時間を感じてもらうこと
特に、この本は、
ゆっくり自分の世界に浸りながら読んでほしい作品です。
だからこそ、サブテキストが主張しすぎると、
その世界観が壊れてしまうと感じました。
今日の気づき
今日の練習で強く感じたことがあります。
・サブテキストも「情報」ではなく「空気」になり得る
・文字数や意味以上に、存在感が流れを左右する
・ほんの少しの違いで、余韻は簡単に失われる
今回は、
目をひく選択ではなく、流れを残す選択をしました。
おわりに
今日は、サブテキストの透明度と言葉の違いによって、
空気がどう変わるのかを確かめた一日でした。
採用しなかった案も含めて、
この記録は、また迷ったときの基準になると思います。


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